部門紹介


guidance

リハ科の取り組み

当センターリハビリテーション科には、回復期リハビリテーション病棟50床、療養型病床(当センターでは、療養型病床を慢性期回復的リハビリテーション病棟と位置付け、機能訓練を主に行っています)50床、リハビリテーション科が管理している認知症病棟50床があります。

認知症診療については、これまでリハビリテーション科、精神科各々で治療を行っていましたが、認知症診療部が2011年度より独立しました。ここでは、回復期リハビリテーション病棟(以下回復期リハ病棟)、療養型病床での取り組みについて説明します。

各病棟とも医師、看護師、担当療法士、ソーシャルワーカー、管理栄養士が互いに協力し合い機能改善や日常生活活動の向上、寝たきり予防、家庭復帰、復職などに向けた支援を行っています。

回復期リハ病棟は、リハビリを要する状態となってから早期に機能訓練を行う事を目的としています。毎年約200名の患者さんが新規に入院し、約75%の患者さんが自宅退院しています。土曜日、日曜日、祝日も、理学療法・作業療法を中心に365日機能訓練を行い、早期の退院、社会復帰を目標としています。

療養型病床は、急性期後に全身状態の管理などに時間を要した方や、パーキンソン病、脊髄小脳変性症等の神経疾患の方などで継続的に経過を見ながら適切な時期に機能訓練を行う必要が有る方を対象としています。毎年約160名の患者さんが新規入院され、約65%前後の患者さんが自宅退院されています。全身状態の管理を要する方が多く、回復期リハ病棟と同様の訓練をおこなえない場合も多いですが、可能な範囲で土曜日、日曜日、祝日も機能訓練を行っています。

当センターには、秋田県内全体から、リハビリテーションを希望される方が入院しています。

いずれの病棟でも、自宅退院を目標とされる方には、ご家族が院内で宿泊し、看護師、担当療法士からの介護指導を行い、ご家族の方にも積極的に機能障害、日常生活活動へのアプローチへ関わっていただいています。在宅介護への不安のあるご家族には、スタッフと患者さんが共に自宅訪問を行い、改修についてのアドバイスや、家の中の導線をみながらの介護方法等の指導も可能です。

ページトップへ戻る