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第6回 介護予防は自分から
介護予防とは
介護保険制度は大分定着してきましたが、そろそろ見直しの時期になっています。
最近言われている問題点は、障害の軽い利用者がサービスを受けても生活機能が低下してしまうことです。これではサービスの意味がないとの声が高まっています。
そこで介護予防なのです。介護予防は生活機能の低下を防いで介護状態にならないようにすることです。
介護予防は今度の見直しの目玉商品で、筋力トレーニング、閉じこもり予防サービスなど、色々考えられているようです。
生活機能低下は生活習慣の問題
生活を自分で行う「生活機能」を落とさないためには、生活習慣の改善とトレーニングの2本立てが重要だと考えています。
特に生活習慣は、まる1日に関係することなので、トレーニング以上に生活機能に影響を及ぼします。
朝起きて寝床につくまでどのような生活しているかがとても大切です。
トレーニングは今健康増進をやってるんだという充実感があるかもしれませんが、それ以外の時間を地道にこなすことが最後に勝利を引き寄せます。
「訓練こそ我が命」という”訓練人生”は必ずしも評価できません。
生活機能低下がある場合
生活機能低下者には介護が必要となりますが、必要な介護と過剰な介護があります。
介護保険でホームヘルパーさんがやってくると身の回りのことを全部任せてしまう人がいます。まるでお金を払ったからやってもらうのが当然と考える人もいます。
この中に過剰な介護があり、生活機能低下が一層低下する原因となります。やれることは自分でやるのが介護予防の基本です。
介護する人は「手は出さず、目は離さず」の気持ちが重要です。